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学校での飼育法法
 一般家庭とほとんど同じです。

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用意する物
・飼育するためのタッパー。100円コーナーで売っているような1リットルタッパーだと100匹程度が適当です。予備のタッパーも用意してください。

・水(飼育水)。水道水を一度沸騰させて、室温に戻したものを使用するのが経済的にもお勧めです。沸騰させるのは、カルキを抜くためと、消毒も兼ねています。沸騰させないと虫の調子は悪くなります。市販の水で飼育もできます。軟水をお使い下さい。

 一番注意してほしいのは、純水で飼育してはいけない、ということです。
 何も無いように思える水道水ですが、実はいろんな物質が混じっています。その中に生き物が生きていく上で大事な物質も入っています。時折、学校で飼育しておられる方から『綺麗な水がいいから純水で、もしくはイオン交換水で飼育しています、』と聞きますが、これでは全滅してしまいます。水から得ている栄養分が無くなってしまうからです。必ず水道水、もしくは市販のミネラル水で飼育するようにしてください。

・餌。鶏レバーもしくは牛レバーまたは冷凍赤虫。水質汚濁は後者になるほど防ぐことができますが、一番後者はある日突然全滅したこともあったのでやや危険です。
 

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はじめに
 プラナリアは明るいところが大嫌いです。太陽光が直に当たる場所では1日で死滅します。飼育場所は暗いところで、一年を通して温度が一定に保つことができるところが一番いいでしょう。タッパーをさらにお菓子の空き缶などに入れるのがお勧めです。

 夏場の水温調整が難しいです。熱帯魚などを飼育するときに使う水温を調整する装置などがあれば最適です。冷蔵庫に入れて飼育することも可能ですが、急に入れると対応できずに死んでしまいます。徐々に低い水温に慣らしてからにしましょう。

 20℃前後に維持できる恒温器などをお持ちの学校は、それを使用すると幾分楽に飼育できます。

 夏休み、冬休み、試験前、試験中などに世話を忘れがちです。注意しましょう。
 

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日々の世話1
 水換えは基本的には週に二回ほどです。が、水質によってはやりこまめに水を換えなければいけない場合もあります。水を換えてあげると水底ですいすい泳いでいる場合、プラナリアの状態はほぼベストです。多数のプラナリアが水面上でおなかを上にして泳いでいる場合、そこそこ普通の状態です。ここで水が少々白濁していたり、濁っていたりしたら換え時です。プラナリアたちが壁面に集団でくっついで、我も我もとまるで水から脱出しようとしているかのような行動をしているとき、もしくはもう水の外に出てしまっているとき、このときプラナリアの状態は悪いです。水質が悪い状態なのですぐに水を換えてください。

 水を換えても動かず丸まっている、縮まっている、という場合、プラナリアの状態はかなり悪いです。元のフラットに戻るまで(峠を越すまで)、固唾をのんで見守ってください。このとき濁っていなくても、水は毎日換えてあげてください。

 虫が丸まってしまった状態までいくと、何匹かは確実に死んでしまいます。このとき死んだ虫をそのままにしておくと、水質悪化の一途を辿るばかりになり、瀕死の虫たちの首をさらに絞める行為になりかねません。死んでいる虫、他、ゴミのような埃のような物が水中に浮いていたら、こまめに除去するようにしてください。
 それを参考に、できれば毎日観察してください。

 水の交換の方法ですが、タッパー全体にこびりついている汚れをプラナリアごと攪拌し、プラナリアが沈んでから水のみを捨ててください。攪拌の方法ですがスポイトがあればそれで、なければ柔らかめの絵筆などで底を拭きながら攪拌するとよいでしょう。虫は捨てないように、水だけをできるだけ全部捨てて、そして新しい水を入れてください。タッパー飼育の場合、水はできるだけ多めに入れるようにしてください。
 タッパーの蓋はきっちり閉めずに、空気の出入りが多少あるようにしておくと安心です。
 
 月に一度ほど、タッパーごと交換してください。タッパーは水のみで洗浄してください。内側のぬめりを取り除いた後、天日で干しておきます。洗う場合に、スポンジに洗剤が残っていないかどうか確認してください。できればプラナリア専用のスポンジを用意してください。

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日々の世話2
 餌の内容については用意する物を参照してください。状況によりますが、室温22度付近で飼育している場合、週に二度餌を与えていると3週間ほどで数が倍に増えているようです。

 餌の量は虫の数によって変わります。1〜2リットルタッパーに飼育している場合は小指つめ先ほどの量を、それを細かく砕き、タッパー全体に行き渡るように投入してください。餌の量は一番はじめに餌をあげるときは多めにあげて、食べ残りから次回の餌量を判断するといいでしょう。

・食べ残し量1:全然食べ残しが無く、水も綺麗に見える。
これは少々与えている餌の量が少ないようです。次回からもう少し多めにあげてください。この場合、飼育水が綺麗に見えても必ず水交換してください。餌が食べられていない個体もいるかも知れませんが、次回餌やりまで待ってもらっても死んだりしませんので気にしないでください。

・食べ残し量2:白っぽいレバーが少し残っている。
この状態がベストです。次回もそのくらいの量を与えてください。

・食べ残し量3:赤い色のレバーがたくさん残っている。もしくはレバーの固まり半分くらいが赤いまま。
これは少々与えている量が多いようです。次回はもう少し少なくしても大丈夫でしょう。大は小を兼ねますので、水交換さえきちんとしておけばあまり気にすることはありません。

 通常1〜2時間ほどで食べ終わりますので、食べ残しを捨て、水を交換してください。水交換の方法は「日々の世話1」と同じです。
 
 試験中や、冬休みなど、1〜2週間ほど世話が難しい、という場合の飼育ポイントは以下の通りです。
・世話のできなくなる日よりさらに1週間〜10日前から、餌を与えない。水の交換はこまめにする。
・飼育密度を減らす。
・世話のできない時期が来たら、暗い場所に静置しておく。可能なら1週間に一度は水かえをする。
・飼育温度を少しだけ低くする(22℃飼育であれば18℃くらいまで下げられます)。
 夏休みなどの長期休暇には上記の方法は使えません。分担して飼育しましょう。

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上級編
 意外に上手く飼育できているので、ちょっと実験でもしてみようかな? と思った貴方が読んでおくと役に立つかも知れないコーナーです。

 やはりプラナリアといえば再生、再生といえばプラナリア、というくらいプラナリアは再生で有名ですので、切ってみるところからやってみるのがいいかも知れません。
 切る前にどう切るのかを絵で描いたりして具体的にメモすると、実験がやりやすくなります。クラブなどで実験する場合、皆でよく相談しましょう。

・準備する物。
飼育水を凍らせた氷/濾紙/スポイト、もしくは柔らかめの絵筆/ピンセット/メス/飼育水/一週間以上断食させられたプラナリア/飼育水の入ったシャーレ(切ったプラナリアを入れます)

 学校での実験図

 1.メス。なければカッターやカミソリでも代用できます。取り扱いにはくれぐれもご注意下さい。
 2.飼育水を凍らせたもの。プラスチックシャーレを使っています。
 3.濾紙。適当な大きさに切った物を乗せています。十分に湿らせておきます。二枚くらい乗せると安心です。この上に図のようにプラナリアを乗せて切ります。

 まずプラナリアをスポイト、もしくは絵筆で氷の上に置いた濾紙の上に乗せます。15秒も経てば動かなくなりますので、それから切ってください。
 いろんな切り方を試してみましょう。

 その後は用意しておいた切ったあとのプラナリアを入れる容器、ここではシャーレに移します。このときピンセットで紙をつまみ、紙ごと容器に入れるとプラナリアを傷つけません。ピンセットがない場合は紙を手でつまんで移してください。
 
 水の中に入れれば、しばらくすると泳ぎ始めると思います。どんなふうに再生するのかよく観察してください。

 切った翌日、もう一度水を交換してあげてください。そのあとは一週間くらいごとの水交換で大丈夫です。また、切られた虫を切っていない虫と一緒に入れ物で飼育すると、切られた虫は食べられてしまいますので、再生が完了するまで、個体識別のためにも別に飼育しているほうがいいでしょう。

実験に関して簡単に説明してみました。このほかいろんな実験を試してみてください。

 

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